旧・音気楽ブログ

立場を主張しすぎると・・・

立場とは、その人が置かれている社会的・心理的な場所。社会的な場所としては、社長とか先生とか医者とかどこぞの社員だとか何とか係だとか・・・あまたある職業的立場の事。心理的な場所とは、例えば嫁としての立場だとか苦しい立場とかいうことらしい。いずれにしても個人的なことであることであって、100人いれば100の立場があるということになって、それぞれが其々の主張を持つ事になる。ほったらかしにしておくと収拾がつかないことになる。

車を運転していると歩行者が邪魔になる。歩いていると車の横暴な振る舞いに腹が立つ。先生は無下に児童を叱る。児童にしてみれば先生が気持ちを理解してくれない。夫の振る舞いに腹が立つ。妻の対応にイラつく。医者と患者・店員と客・かたずける人と散らかす人・やる人とやらない人・・・など、関係を挙げたらきりがない。あらゆる関係の中で自分をコントロールしながら生きていくのが人間社会であって、余りにも主張が強すぎるいわゆる「自己主張型」ばかりになると社会は崩壊する。実際、今がまさにそういう社会になってきて、家庭内、学校内、会社内など規模にとどまらず、国内全体がそういうことになってきている。いや地球規模で「自己主張」だらけになっている。地球を存続するための主張なら大いに結構なことだが、ほとんどが強烈な「自己主張」になってきた今、まさにその存続は不可能へ向かっていくしかないのである。

我々にできることは先ず、小さな「自己主張」を顧みて改めていくことではないでしょうか!「主張」と「言い分」は違うということです。「主張」だと思っていること、実は単なる「言い分」なのかもしれません。言い分からは解決策は生まれませんよね!今年最後の反省でした。