旧・音気楽ブログ

おいひい?

日本語の乱れなんぞ、今更嘆いてもしょうがないんでしょうけど・・・TVのチャンネルガチャガチャしてますと(いまのTVガチャガチャ何てしない!)なんかやたら「食べ物」に関する番組が多い。一説によると製作費が割と安価で、他人の褌で相撲・・・みたいな気楽さがあるんだそうです。「食べ歩き」とか「話題のお店発見」とか「名物ごっそうさん」とか「びっくり簡単料理法」とか「有名人の台所におじゃまー」「お昼に何を食べますか―等々。

リポーターが勝手に人んちへずかずか入り込んで「おいしそー、これ何ー、たべてもいいですかー」・・・
スタジオでも料理されたものや、送ってもらったものをアナウンサーまでが当然のように試食。恥も外聞もなくもうあたりまえー!

そして、すかさず聞こえてくるのは「おいひい、おいひー!」です。口の中に食べ物入ったまんま即座に感想を述べるから「おいしい」と発音できなくて「おいひい」となるわけです。一昔前なら、口の中に食べ物入れたまんましゃべるのは「お行儀が悪い」!ということになっていたはず。それが公共放送のアナウンサーですらそんな状態。昔は、人前で試食なんかしなかった。(特に女性のアナウンサーなんかぜったいしなかった)。それが今や堂々とほおばる。よだれ垂らしてつば飛ばしてしゃべる。

それにしても面白不思議なのが、口に入れた途端、間髪入れずして「おいひー!」となる。味わう前に「おいひー!」・・・なんのこっちゃ・・・