旧・音気楽ブログ

「ある」と「いる」

漢字で書くと「在る」と「居る」ということかな。

本年の締めくくりである相撲の九州場所。休場とか暴行事件だとか横綱を中心に不穏な空気感がただよっております。にしても、白鵬はさすがです。休場明けで7連勝。今場所の優勝確率90%以上!。それに引き替え稀勢の里の情けないこと。見るも無残。見るに忍びない。消えてしまえー!とか言いたくなる体たらく。

そんな対照的な二人の横綱でありますが、白鵬は横綱で「在る」んです。方や稀勢の里は横綱で「居る」んです。「在る」という事は、単に強ければいいのではなく、もちろん強いということは絶対条件ですが、他人への思いやりとか、人間としての品格とか、後輩を育てる気概とか・・・が求められるんです。本当に強い人は、人にやさしい。人を思いやる余裕がある。表情に現れます。勝負の時と違った穏やかな表情。そんなものを最近の白鵬から感じ取れます。つまり彼は、横綱として「在る」んです。
方や「居る」存在の稀勢の里。余裕ないです。弱いです。特に気持ちが弱いです。もちろん人の事なんかかまってられません。自分のことで精一杯。表情が暗い、情けない。弱さがもろさが自信のなさが全部出ちゃってます。顔から負けています。なんかこの人、相当我が儘なんだろうなーって感じ。人としての魅力ないなー・・・。で、「居る」。いや「居座る」と言った方がいいかも。がむしゃらにつかんだ地位にしがみつく。実力もないのに開き直ってふんぞり返る。

そういう人多いです。社長とか専務とかにたくさんいますよね。まさに上半身だけで相撲取ってる。下半身がバタバタよれよれしているのが丸見えでみっともない。

そういう私も、一応「社長」です。我がふり直そう!です。子供がどんどん成長してくるとますますそう思います。