旧・音気楽ブログ

ゴミ三態

貯める人・捨てる人・拾う人。人間、ゴミに関してはおおよそこの三態に分類できる。
TVなどで「特番」として報道される、ごみ貯める人が住むゴミ屋敷。なんでだかどうしてだか、あの心理が理解できない。玄関も塞がってしまうほどのごみ。出入りすら困難な状態。人間の感性を超えていらっしゃる。動物?いや虫?の感性か。多かれ少なかれこのゴミというやつは、ちょっと油断するとすぐたまりやがる。机の周りも部屋の中も知らないうちにゴミだらけ。これからの季節、こたつの周りなんか笑っちゃうくらいゴミだらけ。しかし人間、ある時を境にその現状に耐えられなくなって、かたずけるんです。掃除するんです。あーすっきりした、となるんです。が、その機会をうっかり逃すと、ごみの上にゴミが・・・。感覚がマヒして、どんどんたまっていくんですねー。床が見えなくなるくらいになると、そこが分かれ道です。もう後はたまる一方。そして何か月も何年もたって、やがて天井付近までたまる…ということだと思います。感覚麻痺ですから本人は気にしてない。基本、周りに迷惑かけなければいいんですけど。
次、捨てる人。捨てると言ったって、ごみ収集場所に捨てる人の事ではない。自分のごみを、捨ててはいけない所に捨てるヤツの事です。大がかりなのは、産業廃棄物を山中に廃棄したりする。最も悪い奴は、事故原発の汚染水を海に垂れ流してる東京電・・。きちんと処理をして、決められたところに捨てなくてはいけないのに、バックれてこっそり捨てる。余談=次から次へと女を捨てるやつなんて―のも悪質だなやー。捨てるんだったらちゃんと(ケアして)すてれや。
最も小っちゃいのは、たばことかガムのポイ捨て。もちょっと大きいのになると、空き缶の投げ捨てやお菓子の袋の投げ捨て。更にもちょっと大きく多くなると、レジ袋に入れたり段ボールに押し込んだりと、けっこうな量のごみを置き去りにする。更に大きくなると自転車やバイク、家電なんて―ことになるわけで、車を捨てていくなんて―のもいる。これもやはり、最初はちょっとだけなら・・・という所から始まるんだろうな。そして感覚麻痺。えーい、何でもかんでもすてちゃれ!平気平気・・・。おらの周りがキレイになればいいんだもーんと、車からすてていくやつのなんと多いことか。うちのそばに電車のガード下があって、ちょっと曲がり角で人通りがなくて、ごみ捨てに絶好の場所がある。先が一旦停止になっているので、必ず車は止まる。その止まったすきにすてるんだねー。助手席側に集中しているところを見ると、助手がドアをちょいと開けてぽいッと捨てるんだねー。そしてなにごともなかったような顔して逃げ去る。地元民はそんなことしない。通り抜け道路になっているため、通りすがりのヤツが捨てていくんだ。瞬間芸だ。一個捨ててあると、あとは時間の問題。次から次へと増えていく。連鎖反応。感覚麻痺。みんな捨ててるからいいんだもーん。恥ずかしい日本人の実態!

そして、それを拾う人。それが私です。    終わり