旧・音気楽ブログ

返せ―!

デパートに用があって久々に出かけました。やっぱあの独特の高級感のある「おもてなし」な雰囲気はいいもんですなー。それゆえ、世にいう奥様方が足しげくお出かけになるのでしょうね。一回はご婦人のアクセサリーやらお化粧品などを扱う売り場が多く、華やかな雰囲気と良い香りがそこはかとなく漂ってくる。売り場のお姉さま方もなかなかなもんで、恥ずかしいような嬉しいような、思わず鼻の下が伸びるもんです。男は!
目で楽しんだ後は鼻で?楽しむ。地下の食品売り場へGO-。様々な色彩とおいしそうなにおいが充満しておる。どれもこれもおいしそー!おひるの限定ごはん!というタイトルに目が泳ぐ。そんな中「本日限りの浜松直送ウナギごはん」。1500円が980円!わーいわーい。めったに食べられませんう・な・ぎ。1500円だったら買わない、私だけのひるごはんじゃーちょっと後ろめたい。1000円切ってる。普段ならそれでも予算オーバー。昼飯は頑張って800円どまりでしょっ・・・。喉がなって自然に手が出ちゃった。持ち帰って、一人であることを再再確認して包みを解く。時計の針が12時を指した事をも確認しておもむろにふたをあける。山椒をふりかけ沸き立つ香りに涙する。はしを割って小さくちぎって口へ運ぶ。(マー980円でゲットしたウナギ弁当。もともとウナギは小っちゃいの・・・)。ウーン、お久しぶり―!。さーて次の一口は思い切ってもちょっと大きくがばっといっちゃいましょう。口中が甘ダレご飯とウ・ナ・ギでいっぱいになる。すぐに噛み砕くことはしない。舌の上で転がし鼻に抜けるにおいを堪能し・・・と、その時「チャンチャカチャンチャカチャンチャカチャン・・・・・・・・」。ええい 黙れ黙れ だまれー!!!!着信は知らない携帯番号。お客さんだったら出ないとまずい・・・。口中は満杯でもちろんしゃべることなどできぬ。速いとこ飲み込んでしまわなければ・・・あーでもおっきいウナギがそのまま噛み砕かれることもなくそこにいらっしゃる。電話はなり続ける。パニック状態で無理やり喉の奥へ押し込みお水を一杯。息つく間もなく「ふえーい、ピアノのすずきですー」。何とも滑舌の悪い返答。

「いつもお世話になっております―!株式会社**の;++ですーーーー!。あっ、社長さまでらっしゃいますか―ーーー!どうもどうも!今お時間よろしかったでしょうかーーー!で、ですねー(と、一方的にしゃべくるりやがる)。こっちはあの至福の塊がようやく喉を通過して呼吸困難がまだなおっとらんちゅうのに・・・。殺したろうか―てめえ!。今何時だと思ってんだー!。

最近の営業手段心得、昼時に電話せよ!相手が一番フリーになっている時間帯である!のだそうだ。冗談じゃない。何がお得の話しか知らんが、てめえのおかげでこっちは大損害じゃー!ウナギ、弁償しろー!。

というわけで、人の迷惑顧みず、それがおいらの生きる道―!という世の中です!。寝ることと食べることを邪魔された思いは一生忘れない!ということを忘れんなよ!