旧・音気楽ブログ

究極の1曲

「クラシックの中でいちばん好きな曲はなんですか?」
と聞かれたら、迷わずこの曲を選びます。

ベートーベン:悲愴2楽章
https://youtu.be/vGq3-Fi_zQY

誰もが聞いたことがあると思います。
ベートーベンって「運命」とか「熱情」とか激しい曲を書くイメージがありますが、
そんな中にポッと浮かんだこのホッとするキレイな旋律。
ベートーベンのピアノソナタはマイナー(短調)の曲が多い中、
この曲は澄み切ったような清らかさがあります。
しかも悲愴の1楽章は厳かで重い雰囲気、3楽章は素早く激しい雰囲気
それに挟まれて、この綺麗な2楽章が存在しています。

この曲は結構大人の方が好まれる曲で、私の生徒さんも何名かこの曲に挑んでいます。
私は音高・音大時代はこの曲はやったことがなく、
(音大生って他にやるべき曲がいっぱいあるので、こういう有名な曲はあまりやりません。)
卒業してから自分で遊びで弾いていましたが、やっぱり本当に良い曲です。

私が思春期の頃、心が病んでいたとき、この曲を聞いて癒された記憶があります。
私の中でこの曲は永遠の第一位です。
一点の汚れなく、無駄もなく、ただただ純粋で清らかな1曲。
こんな曲を作れるベートーベンは偉大です。
昨日久しぶりに弾いてみた。やっぱり良い曲。
素敵な曲をありがとうベートーベン。

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