旧・音気楽ブログ

生きる

子どもを見ていますと、毎日毎日、一生懸命生きているなー!と、感動させられます。朝起きる(起こされる)から始まって、歯磨き・食事・着替え・登校・学校生活・学童・習い事・通院・帰宅・うがい手洗い・食事・宿題・明日の準備・入浴・歯磨きそして就寝。これが毎日毎日続くんです。抵抗、反抗、不平、不満など多少あるものの、ほぼ予定通り進んでいく。一日の終わりに楽しみにしていたTVを見る頃には、もうエナジー切れでものの5分もたたないうちに意識不明。そのまま眠りの底へ落ちていく。そんな姿を見ていると本当に感動します。一生懸命生きているんだなー!

大人はどうか?少なくとも20代の前半まではこの「一生懸命生きてるんだなー」という感動がある。それを過ぎると、色々な雑念や雑音や雑菌が入り込んできて、人生が撚れていく。汚れていく。かすんでいく。30代40代と年齢を重ねることにより更にちりも積もって重くなっていく。60を過ぎるあたりから人生そのものが「酸欠」状態となり、もはや、生きていくことで精いっぱい。つまり、「生きるのに一生懸命」となるのである。

「一生懸命生きる」のと「生きるのに一生懸命」の違いは余りにも大きい。今のあなたはどっちですか?