旧・音気楽ブログ

アタックする人ばかり

アタックという言葉は、バレーボールでよく使われるので知らない人はいないと思いますけど。かつて女の子たちがみーんな見ていた「アタック№1」というアニメ。実は私も見ていました・・・泣きながら。
敵を粉砕するアタックは、セットしてくれる人がいるから成り立つんですよね。セッターが下手くそだったりアタッカーとの息が合わなかったりだと、素晴らしいアタックは生まれない。アタッカー以上に大事なポジションであるはずなのに、縁の下の力持ち・影の立役者であるが故、セッターにはなかなか目がいかない。
最近の世の中を相対的に見ていると、この「アタッカー」ばかりがやけに目だつし、評価されるし、うける。Vサインでイエーッ!となる。騎馬戦でいうところの「馬」はどうでもよくて「馬上のヤツ」だけがもてはやされる。いろんな場面でそういうことが発生する。陰の力があって、自分が成り立っていることを忘れる。バランスとかコンビネーションとかを無視しておいしいとこ取り!。

結局、オレガオレガ、わたしがわたしがと、言い張ったやつが得をするみたいな世の中になっちまったなー。TVの影響は怖い。番組のほとんどの登場人物がそんな傾向になっちゃている。国会中継など、見ていると気持ち悪くなるくらい。中継が子供が学校行ってる時間帯であるのが唯一の救いではある。いや、本当はあの醜い大人共の実態を見せるべきなのかもしれない・・・・・・・・・・・。