音気楽ブログ

けど人

あなたの周りにも必ずいる「けど人」。もしかしたらあなた自身がそうなのかもしれない。

何かというとそのたびに「けど!」という。言わないと気が済まない。言われていることがわかっているくせに、とにかく「けど」というんです。認めているくせに「けど」というんです。同じような人種に「それって人」というのもいます。言われたことを必ず自分語に直す。相手の言ったことを素直に認めるのがよっぽど嫌で、「それって」つまりあなたの言いたいことってこういうことでしょう!と、自分語でさも自分が発したように言い換える。負けず嫌いというかいやそうじゃない、すなおじゃないんだなー。常に自分が優位な立ち位置にいたいんですねー。いわゆる女王様タイプの人がそうですねー。
なぜそうなるかといいますと、自信がないんです。認められたことがないんです。成功体験がないんです。なぜそうなるのかといいますと、育てられた環境でそうなっちゃうんです。親が子供を認めない。誉めない。この「誉めない」が一番の問題です。どんな些細なことでも褒められると、人間はうれしいんです。認められた!と自信を持つんです。それが成功へつながっていく。ところが度量の狭い親(現代の親はほとんどがこの狭い親です)に育てられると、子供の気持ちが満たされない。物がいくら豊富でも気持ちの入れ物は空っぽ。そこでそれを埋めようとして、無理やり自説を唱え、認められようとする。自分で自分の満たされない穴を埋める。お粗末な材料で埋めるためにますます空虚感が広がる。まさに悪循環であります。

子供に限ったことではなく、人間関係、すべて「誉める」であります。これさえやっておけば、これがスタートとなってすべての人間関係はうまくいく。みなさーん、ほめあいましょう。まずは身近な、ほら目の前にいる人を誉めんかい!子供でも旦那でも友達でも犬でも猫でも、なんでも誉める。

「誉め褒め教」教祖  鈴木康弘