旧・音気楽ブログ

去る者 日々に疎し

です。いなくなったり会わなくなったりすると、だんだんどんどん忘れられていく。記憶の片隅に・・・という存在になってしまうんです。なので、常にアピール&アピールしていないとやがて私も過去の人になっちゃう。人のみならず、モノにしてしかり。TVのあの執拗なまでのコマーシャル!同じ商品を同じ文句でこれでもか―・・・買うまで言うぞー・・・

せっかくこの世に生まれたのだから、自分という「個」をアピールしないのはもったいない。というかある意味、怠慢なんだと思います。何も、あの目立ちたがり屋の塊の政治家さんのように・・・というわけではなく、「私なんか・・・」というその消極的な意識が嫌なんです。個は個であるために個である。大和民族は元々農耕民族で、他と協調する事で成り立っていたものですから、DNA的に「個」を押し出すことは、悪いこと?苦手?。街頭インタビューなどを聞いていると、「ええー?」とか「よくわからいんですけどー」「どっちでもー」とか「べつにー」とか曖昧な返答が多い。外人ははっきりと「I think・・・・・!」と、必ず「私は、私の考えは!」となる。曖昧にすることも時と場合によっては必要であることは、否定致しません。が、日本人は、その「曖昧さ」で今や世界から色々な誤解を受けていることも事実です。

「曖昧さ」が美徳のような扱いを受けていた時代は終わった。なんでも「あからさま」にすればいいのではなく、何にでも「自分の意見・見解」を持つ。そういった訓練が必要なんだと強く思います。日本人の細やかな感性を失わずに!