音気楽ブログ

進化とは

フィギアスケートのNHK杯ですかね、日本・ロシア・アメリカの選手がしのぎを削る女子。この度はロシアの16歳の美少女が優勝、日本のきひらは2位だったようですが、いったいどこまで進化していくのでしょうか。3回転が当たり前になりやがて4回転も当たり前になり、すると今度は5回転ですか・・・・。これを進化と呼んでいいのでしょうか?回数の問題なのか、高さの問題なのか、速さの問題なのか。もちろん芸術点も競われるわけですが、なんか技術点優先みたいな感じ。いかに芸術的であっても4回転ができなければ順位は上がらない。多少芸術的でなくても4回転が決まれば高得点となる。
スケート界に限ったことではなく、あらゆる世界でこの技術点が尊重されていく。例えばピアノのコンクールなんかもそういう傾向が強くなってきていて、速さ、正確さ、(音の)大きさなどが評価の対象になったりする。音の大きさに至っては全く愚かなことであって、どんだけホールに鳴り響くかが評価されたりする。メーカーも音量の大きなピアノを躍起になって作る。
そうなることによって、良い方向へ向かうのが進化なんだと思う。とんでもない方向へ向かって突き進んでいるように思える。果たしてそれは進化と呼べるのだろうか。