音気楽ブログ

人材とは?

「人材にお困りではないですか?」などという☎がしょっちゅうかかってくる。うちは音楽教室やってて、先生が13人来てくださっております。ピアノに始まりサックス、クラリネット、ギター、ベース、トランペット、ボーカル、バイオリン・・・・・ないものはない!。「御社のHPを拝見いたしまして、講師の方とか人材におこまりではないでしょうかあ?」という営業のでんわ。うるっさいわい。そもそも人に対して「材」という表現はなんとや!本当は「財」なのだ―――。というわけで、うちの先生方はうちにとっては財産です。労使の関係ではありません。集めさせていただいた生徒さんを、それぞれにご担当いただく。それぞれにご管理いただいて、うちはレッスン室を提供させていただくという全く対等の関係です。
今や人が人を「使う」なんてえ時代ではありません。ズバリ「契約」です。欧米的に言うところの「契約」です。そうすることによって、お互いに自覚を持ち強い責任感が生まれる。やっただけギャラになるのですから頑張ります。それが正しい人間関係だと思います。魚を取る人、売る人、買う人、みんな対等なんです。誰が偉いんじゃないんです。そもそもの人間関係はそうだったはずなのに、なんか知らんが上下関係やら強弱関係やら優劣関係やらが出来上がって、とんでもないことになっている。したがって、よい人材なんていう考え方がそもそもおかしい。自分の言うことを聞いて思い道理に働いてくれる人が欲しいんでしょ。そんなの勝手すぎる。誰が人(他人)のために命懸けで働くもんかい。もはや昭和でもなければ平成でもない。みんな自分のために生きていこうと必死なんだ。子飼いの社員?くそくらえ!会社が守ってくれる時代は終わったんだ!人を当てにして自分がいい思いをしようたってそうはいかんぜよ。いい加減「人を雇う」なんてえ感覚から脱却しないと、あんた、生きていけなくなるよ。人はあんたのためにいるんじゃない!人は材料ではない!